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看護師「3K」の世界

8月 20th, 2014 Posted in | 看護師「3K」の世界 はコメントを受け付けていません

「3K」といえば「危険」「汚い」「きつい」ということで、男性の肉体労働の象徴のようなイメージでしたが、近年ではこれらが看護師にもあてはまると言われています。看護師といえば、まだまだ女性中心の職場。一体どういうことでしょう。

まずは「危険」。確かに病院はいろんな病原菌が集まるところ、ともいえますよね。インフルエンザなど感染性の病気が流行した場合、そのウイルスに最もさらされるのは、医療従事者の方です。手洗い、うがい、マスクだけでは、とても防げないような気がします。でも、病気が流行するたびに感染してしまっては仕事になりません。一体、どのようにして、あらゆる病気からの予防をしているのでしょうね。普段の基礎体力が一番大切な気がしますが、病院によっては、不規則勤務で、体力消耗が激しい職場もあると思います。あとは「気合い」といったところでしょうか…。
次に「汚い」。入院施設などのある病院では、重病の方などの下の世話なども当然しなければいけません。それをいちいち「汚い」と言っていては仕事にならないのでしょうが、やっぱり大変だと思います。私などは、子供がいないので、甥っ子、姪っ子と一緒に時間を過ごすこともありますが、おむつ替えすらなかなかできません。ささっとおむつを替える姉や妹を見ていていつも感心しています。でもそれは、まだ赤ちゃんだし、身内だし。それなのに抵抗を感じている私は、看護師には絶対に向いていませんね。いずれ、親の介護をする時が来るのだろうと覚悟はしているのですが。
最後に「きつい」。ストレートにそうだろうと思います。不規則勤務なら、なおさらきついと思います。接する患者さんも十人十色。どんな患者さんであっても無碍にはできません。どんなにお世話をしても報われないような患者さんもいらっしゃるだろうと思います。患者さんの役に立つこと、元気になっていくこと、そういったことがやりがいの仕事だと思うので、それが目に見える形で表れた時には、本当に「やっててよかった」と思える瞬間が訪れるのだろうと思うのですが、いつもそういうわけにはいかないでしょう。そんな場合、自分の気持ちをどのように次のモチベーションへと向かわせるのでしょう。
看護師の私の知人は、人間的に立派な人が多いです。責任感があって、決断力があって、優しくて。きっと、いろんな苦労を乗り越えているからこそ、自分というものが磨かれているんだろうなと思います。
報われようが報われまいが、我が使命を全うする姿勢は本当に素晴らしいと思います。